2011年08月27日

翻訳業7

■しばらくぶりに翻訳始めたのだが 特許の英和で単価7円って普通なのか?
ずいぶん安くなったので驚いた。

>>いくらなんでもそれは酷いでしょ
会社名を晒してもいいレベル

■よく副業ガイドみたいな本に翻訳の仕事が紹介されてるけど 翻訳って片手間にできる仕事なの?
月曜日から金曜日まで朝から晩まで働いてるサラリーマンに出版翻訳なんてできるのか?

>>できる人はできる
できない人はできない
ケースバイケースだね
でも売れてきたらずっと兼業は難しいかもしれない

■新人のうちは仕事が少なくて単価が安いけど ベテランになればどっちもアップするなんて図式は成り立ちません
実力と適性が認められれば新人でも稼げる
そういう人が少ないだけの話
逆に長い間続けてれば受注が安定するし 単価が上がるってことはありえない
そうなってるベテランは実力を認められたベテランだけ
そうじゃないその他大勢は、いつまでたっても受注が安定しない、
単価が安い、新人に駆逐されやすいから、綱渡り状態
業界に入り込めたのは良いけど、その後は開店休業状態の中堅・ベテラン(もちろん新人も)が山ほどいると思う
まあ、この業界そんなものです

■翻訳家になるための勉強を始める時点で 専門知識と語学力のどっちかが抜群に高くて もう一方もある程度ある人じゃないと売れる翻訳家になれないところがこの仕事の特殊なところかもしれない
翻訳学校に行って、懇切丁寧に一から教えてもらえると思ってると 大変な努力家を除いて、絶対に失敗すると思う

■語学力と専門知識のどっちも足りない人は 翻訳とは切り離して語学の勉強と専門分野の勉強をしたほうが結局は近道だと思うよ
ただし、どっちもハードルが高いよ

■出版翻訳と産業翻訳(科学技術だけではなく金融とか契約書など専門知識を必要とする分野)とをごっちゃにしても混乱するばかりですよ。
収入、仕事量などの点で差が大きいです。

■医療翻訳難しいよ。
自分だけかもしれないけど、臨床だけじゃなくて研究開発も多いし。
数式もたくさん出てきて、何が何だかわからん感じ。
カビの培養とか化粧品の口径摂取量とか死体解剖とか、範囲が広い。
ある程度範囲が決まってれば、定訳を覚えやすいけど。

■そういえば、最近の原文は質の低下が目立つなぁ。
ネイティブじゃない人の英文が増えてきたのもあるが、ネイティブと思われる人でも 記述の曖昧さや誤りが結構多い。
クラに確認せず、原文の誤りをそのまま訳してることがかなり多い。
内容を分からずに訳してるのか、クラに確認する手間を惜しんでるのか、そもそもそういうループができてないのか、いずれかだな

■役所で出してる広報にALTが書いた英文とその訳が載ってるんだが これが間違いだらけ。
問い合わせてみたら地元の中学の先生が翻訳してるんだって。
まあ翻訳者より学校の先生のほうが収入は安定してるし英語の能力も厳しく問われないのはたしか。

■安定して発注していた翻訳者とさよならするのはどういうときかとか
社内でほにゃくしゃ選定するときの判断ポイントを聞きたい

>>品質が良いという前提なら、単価が折り合わないとか、単に頼むものがないのでは。
品質悪ければ他の翻訳者に仕事とられてる。
コミュニケーションに問題があったり、やたら仕事を選ぶ人は敬遠されるかも。
個人的にはとにかくマメな人、ある程度自己解決できる翻訳者さんは助かります。
指示書とかろくに読まずに質問してくる人、フィードバックしても同じミスを続ける人はあまり印象よくないかな。
スクリーンショットの撮り方がわからないので教えてくださいってメールきたときはちょっとしんどかった…
主従関係ではなくてパートナーとして考えてるからコミュニケーションは重視してる。
しっかり仕事してくれてるなって感じる人には優先的に仕事まわしてるよ。
品質についてはトライアル受かってるわけだから、ガチでやればそれなりのものがでてくるのはある程度わかってるしね。
ミスが多い人はそこらへん手を抜いていると思われてもしょうがない。

■和訳だけど、IT分野と機械分野ではどっちの方が単価が高く、また現在は仕事があります?

>>どちらも翻訳需要全体からいくと量の割合は高く、単価は安いです。
でもおそらくITのほうが安い傾向かと。
受注した段階で20以下なんて最近はざらだし、海外の低価格のMLVなんかも増えてるので円高とコンボで価格破壊がおこってます。
IT、機械といってもマニュアルとかUIよりはマーケ資料とかテクニカルじゃないものもたくさんあるし、そちらのほうが若干単価が高いと思います。
まあ、医療法律なんかとは勝負にもならんですが。
ニュース翻訳なんかはジャンルによっては儲かる。

■稼いでいる人は英日でなく、日英をメインでやっている人なのでしょうか?

>>単価が高いのは確かに日英ですね。
ただ稼いでいる人(儲けている人)が日英メインかというとそうとも限らない。
むしろ翻訳で儲けるための絶対条件はスピードだと思います。
儲けている人で英日メインの人はいます。
ただこういう翻訳者は絶対儲けることはできないというのは、スピードの遅い翻訳者です。

翻訳業6
英会話スクール2

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posted by 現実主義 at 22:08 | TrackBack(0) | 仕事・企業・学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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